葬式のセットリストを組もう (俺が死んだらこれを流してくれ2023ver)

　毎度お世話になっております。今回はちょっとした記事です。

　突然ですが皆さんは自分の葬式のセットリストを組むことを考えたことはありますか？

　私のフォロワーさんの中では結構な人数の方が組んでいると思いますし、「今更葬式セトリの話題かよ」感はあるかと思いますが。いつ死ぬかわからない世の中、遺言を残すような意味合いでも葬式のセットリストぐらい組んでおこうというお話です。

はじめに
選曲基準
俺が死んだら流してくれセットリスト
おわりに

はじめに

　個人的な話ですが昨年、肉親が立て続けに亡くなりまして、通夜式中や葬式の前にiPhoneで生前故人が好きだった音楽をかけていました。

　その時、ふと「俺このまま死んだら『生前故人がアイドル好きだったみたいなので…』って理由で全然思い入れのないiL〇FE!の可変三連なんちゃらみたいな曲をずっと流されるな……」とちょっとした危機感を感じました。別にアンチiLIF〇!でもありませんが、自分の葬式ぐらいは自分の思い入れがある曲をかけてほしいと思うわけです。

　人間のもつ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)の中で、最期まで残るのは聴覚と言われています。*1心停止した後も、脳血流が満たされている間には音は自動的に脳内に入ってきます。肉体として残っている火葬されるまでの時間、思い入れのない曲を流されてしまっては、人生最後にクソセトリのライブに行ってしまったような後悔にとらわれますから、人生最後の瞬間ぐらい好きな曲、高まれる曲に包まれてあの世へ行きたいと思いませんか。

　また葬式は人生にとってゴールの一つといえます。そういう意味でも人生の最後の瞬間を彩る曲を選ぶということは自分の人生のシーンを演出する重要な瞬間になるのではないかと思います。

　また残された遺族・参列者にとっても、「故人はこういった曲が好きだったのか」と思い出話の種にもなります。お通夜は結構長いですから、残される者のBGMとして流しておく曲をあらかじめ選んでおくのもいいでしょう。

　（なお実際に曲をかけることができるかどうかは葬儀屋さん次第のようですので、（JASRACの関係等）個人的に音楽かける等で対応して下さい）

選曲基準

　もちろん思い入れのある曲を流せばいいのですが、せっかくなので遊び心も欲しいですよね。

　葬式ということを考えるとエモーショナルな雰囲気の曲を選びがちになるかとは思いますが、意外性のある曲を選ぶのもありではないかと思います。葬儀の際に流す曲で好きなものとして、ロンドンブーツ1号2号・田村淳のお母さまが亡くなった際に、故人の願いでポール・モーリアの『オリーブの首飾り』（マジックの定番のやつ）を流して参列者を驚かせたというエピソードがあります。*2

　アニメオタク的には林原めぐみのOver Soulを葬儀で流すようなものでしょうか。せっかく自分のために人が集まってくれるわけですからしみったれた曲だけではなく、参列者にサプライズ感をもたせるのもありでしょう。

　また好きな曲をただ思いついた順番に羅列するだけではなく、出棺時の音楽や火葬時の音楽も盛り込んでみましょう。